打たれた後に崩れる原因②選
①気持ちの切り替えができない
一番の原因は「気持ちの切り替えができないこと」にあります。
メンタルに関して、「こればかりは、、」と一番最初に思ってしまうと思いますが、実はこれは一番簡単です。
技術とは違い練習でどうにもならない、と思いがちですがそんなことありません。気持ちの切り替えは自分の思い込みで解決できます!!
打たれる時、こう思っていませんか?
- 「これで打たれたらどうしよう、、」
- 「あー、、やっぱり打たれた」
これ当たり前なんですよ。
投げてる本人が思い込んで実際に起きてしまった、つまり自分で誘導しているんですよね。
嘘つけと思われるかもしれませんが、勝負やスポーツの世界ではこういうことがよく起きます。
Q. ならばどう改善すればいいか。
思い込みを強気に変える、思い込みの中で勝つ気満々でいくんです。
実業団にいるほとんどのピッチャー陣を見て(交流する選手も含め)気づいたことですが、皆かなり気が強い。
私自身もかなり強気でしたが、特にエースと言われてる選手たちはかなりのエゴイストなのでは?と思うほどでした。
イメージは常に戦闘モード!常に「私はここまで全力でやった、自分が一番のピッチャーだ!」と喧嘩腰でいってみてください。
- 「この球でも打ってみろ!」
こう思うだけでOKです、要は気迫なんです。
ピッチャーも、もちろんですが野手たちも沢山練習して技術を磨いたと自負していて、その上で戦ってるのにピッチャーが弱々な状態で出たら、頼りなくないですか?誰もそんなピッチャーにはマウンドを任せたくないと思いませんか?
私が野手なら絶対嫌です。
ピッチャーは常に勝ち気でいいんです、チーム内でどんな立場だろうが、勝負の世界に遠慮はいらない。
先輩だろうが、自分より実力が上だろうが関係なしです。
グランドに一歩出たら、みんな平等で、力を合わせてチームの総力戦で勝つこともできる。
打たれたことを考え続けると、次の1球に集中できなくなります。
結果として、さらにミスが増えてしまいます。
②取り返そうと力んでしまう
打たれたこと=ピッチャーのミスみたいな感じで、取り返そうとして力んでしまうことも原因です。
力いっぱい強いボールを投げようとするほどフォームが崩れやすくなりますが、これはかなり悪循環につながります。
- 打たれた時ほど「力を抜く」こと。
打たれても点数をそこまで取られなければ大丈夫ですし、そもそも野球やソフトボールという競技は打たれて当たり前で、「打って・投げて・守って・走る」これを楽しむためのスポーツだということを忘れないようにしましょう。
真剣に取り組むほど勝ち負けを第一に考えがちですが、ピッチャー自身の中で「3点以内なら大丈夫だ」と決めたり、打たれても取り返してくれる、と仲間を信じることなども大切です。
また基本的に、ピッチャーが打たれることに関してはその時のメンタル的な要因が大きいので「あれこれ指示してできる!」というようなことではないのですが、プロでも実践してるなら!という感覚で覚えておくと実践でも焦らず対応ができるかと思います。
切り替えるための効果的な方法③選
ピッチャーをやってるとどうしても打たれる場面が出てきますが、その時に引きずってしまうと一気に崩れます。
もちろん近年では継投がメインにはなっていますが、そうだとしても巻き返しすらできず、自分のミスで変えられるのは悔しいものです。
またエースの方は特に、エースを目指している人も自分のマウンドは絶対に譲りたくないものです。
そうならないためには、切り替えが大事です。
①深呼吸をする
特に気をつけていたことは深呼吸です。
一度呼吸を整えることで、冷静さを取り戻すことができます。
シンプルですがかなり効果があります。
切り替えに最も効果的です。
一旦気持ちのリセットという感じで一息ついてみると、自分がどれだけ焦っていたのか、自分のピッチングが出来ていないかがわかりますよ。
また、負の連鎖を断ち切る行動としていいイメージを再構築しましょう。
ここからが楽しいとか、これで巻き返せばかっこいいとか自分にとってのいい方向の考えに持っていくこと。
セットポジションに入る前に自分のルーティーンでサークルを一周するとか、少し落ち着かせるためにタイムを取ったりしてもいいでしょう。
ただ、セットポジションの間合いは長すぎるとボークを取られるので試合のテンポや試合運びに影響することがあるので注意しましょう。
②ポジションやベンチにいる仲間の顔を見る
ピッチャーというポジションはどうしても一人相撲になってしまいがちです。
ピッチャーが投げないと試合が始まらないので仕方のないことですが、一人相撲で点を取られるとチームの士気に影響したりするものです。
特に実力のあるピッチャーほど三振を求められてると考えてしまい、三振を取ろうと力みがちになってしまったり、それがプレッシャー感じてしまうこともあります。
もし一人相撲状態になってしまったら、バックを守ってくれている野手とベンチの仲間達の声や顔を見ると一旦落ち着くことができます。
毎日顔を合わせる仲間達の顔を見ると、意外と安心できたりするものです。
ピッチャーが自分から野手に声をかけるのも切り替えられるきっかけになりますよ。
自分から野手に声をかけるて自ら盛り上げることで、ピンチの時にも仲間のいいプレーにつながることもあります。
戦ってるのは野手もベンチも同じだということを常に頭に入れておくことで、切り替えがしやすくなります。
③タイムをとる(逆に集中力が切れる人はその時の判断で)
打たれたからといって特段気にすることはないのですが、勝負に決着がついてしまいそうになる場面では、怖くなりますよね。
そういう時にはぜひタイムをとって呼吸と焦りを落ち着かせてください。
そして私がタイムを取った時に特に意識していたのは「この1球で区切る」と考えること。
どんな結果でも、その1球で負の連鎖は終わりと考えるようにしていました。
私はタイムを自ら取るのは最後の手段と決めていましたが、タイムの時に「負の連鎖はここまで!」と考える、これだけで気持ちの整理がしやすくなります。
さらに、同じ動作を繰り返すルーティンも取り入れていました。
ルーティーンはいつも自分が行っていることなので、これを取り入れることによって自分のペースを保つことができます。
実業団時代の実体験と失敗談
「ピンチはチャンス」この言葉よく聞くと思います。
この言葉は実際に起きることも知っていますが、私は「ピンチ=楽しむ」と思い込むことで焦るより、まずやる気が出て、体力が落ちても活力と気力が復活します。
私自身も実業団に入ったばかりの頃は1本打たれたことをキッカケに連続失点してしまった経験がありプロという自覚がある上で、不甲斐なさとかなりの悔しさを感じたのを覚えています。
その当時は打たれるたびに気にしてしまい、一度打たれた回からはどんどん崩れていきましたし、特に「抑えないといけない」と思うほど、力んでしまい逆に結果が悪くなっていました。
ですが「次の1球だけ」と考えるようになってからは、気持ちの切り替えができ、集中力も増してピンチを切り抜けることが出来る様になりました。
今思うと、その洗礼と経験があったからこそプロの世界でも戦えたのも事実。
どうすれば崩れなくなるか、切り替え方の改善点を死にもの狂いで探し、切り替えが上手い選手のいい部分を吸収しようと必死でした。
また、ピッチャーは自分勝手、自己中心的、変わってると野手から疎まれることが多いです。
私自身もピッチャーだからという理由で散々言われてきましたが、それでいいんです、常に上を目指して、常に孤独でも、それでも勝ち進んできたし、実力で周りを黙らせてきました。
それにマウンドでは絶対に常に孤独なんですから。
まとめ
これまでの打たれた時の切り替え方、崩れない方法を簡潔にまとめます。
打たれた時に崩れる原因
- 気持ちの切り替えが出来ない時→「これでも打ってみろ!」精神で強気で投げる
- 打たれた時ほど力を抜く
切り替えるための効果的な方法
- 深呼吸して一旦区切る
- バックで守ってる野手やベンチの仲間の顔を見る
- タイムをとる
ここまで、切り替え方と崩れない方法を紹介してきましたが、ピッチャーにとって最も大切なのは、ミスを引きずらないことです。
一旦深呼吸をして切り替えを意識することで、試合でも安定して投げられるようになります。
ピッチャーは試合の時は常に強気でいくと打たれてもメンタルが崩れることが少ないのでこれを意識するだけでも効果的です!誰にでも出来るぜひ実践してみてください。


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