私自身も強豪校に入るまでは、走り込みの重要性をあまり理解していませんでした。
ですが実際に下半身のトレーニングと走り込みに取り組むようになってからは、試合での安定感や後半の粘り、何よりピッチング自体が大きく変わったと感じています。
よりダイナミックに投げれるようになりましたし、球威も格段に上がりストレートがキレを増して安定したおかげで、より変化球も使いやすくなりました。
今回は、ピッチャーにとって走り込みが必要な理由と、実際に効果を感じた練習方法について紹介します。
ピッチャーに走り込みが必要な理由
- 球威を落とさない
まず一つ目は、試合後半でも球威を落とさないためです。
ピッチャーは試合を通して投げ続けるポジションなので、スタミナがないと後半にパフォーマンスが落ちてしまいます。
実際にスタミナが足りないと、コントロールが乱れたりボールが浮いたりすることが多くなります。 - 下半身の安定
二つ目は、下半身の安定につながることです。
走り込みをすることで足腰が強くなり、投球時のバランスが安定します。
ピッチャーは下半身が重要なので、ここが弱いとどれだけ上半身が強くても安定しません。 - 集中力の維持
三つ目は、試合中の集中力を維持できることです。集中力は接戦時に特に必要になります。スタミナがないと体だけでなく、気持ちの面でも余裕がなくなりますし、逆に体力に余裕があると、落ち着いて投球できるようになります。 - リズムよく投げる
四つ目は、リズムよく投げられるようになることです。
疲れてくると投球テンポが遅くなり、余計なことを考えてしまうことが増えます。スタミナがあると集中力と投球テンポを維持でき、自分のリズムで投げやすくなります。 - 怪我の予防
五つ目は、ケガの予防につながることです。
疲労が溜まるとフォームが崩れやすくなり、肩や肘に負担がかかります。
走り込みで基礎体力をつけることで、体への負担を減らすことができます。 - 試合でのメンタルの安定
六つ目は、試合での安心感につながることです。
「最後まで投げられる」という自信があるだけで、気持ちに余裕が生まれます。
この余裕が結果的に良いピッチングにつながることが多かったです。
スタミナをつけるための走り込みメニュー
まず取り入れていたのは、長距離走です。
初めはかなりきついですが、長距離を一定のペースで走ることで、ピッチャーに必要な基礎的なスタミナをつけることができます。
ただ、無理に速く走る必要はなく、一定のペースを継続することが大切です。「何キロ走る」というよりは「1時間内をしっかり走り切ること」を意識します。
次に行っていたのは、ダッシュ系のトレーニングです。
短い距離を全力で走ることで、瞬発力とスタミナの両方を鍛えることができます。
ポール間などのダッシュを取り入れることで試合中の動きに近い感覚を作れるのが特徴です。
・ダッシュの短い距離(30mくらい)を10本×2など
・ポール間ダッシュを10本全力で
ダッシュは瞬発力を意識するためのトレーニングでピッチャーには必要不可欠です。
さらに、インターバルトレーニングも効果的でした。
走る・休むを繰り返すことで、試合に近い負荷を体にかけることができます。
この練習は最初きついですが、続けるとかなり変化を感じました。
大事なのは、目的を持って走ることです。
ただ走るだけではなく、「スタミナをつける」「動きを良くする」といった意識が重要になります。
意識するだけでも効果は大きく変わります。
また、やりすぎないことも大切です。
走り込みをやりすぎると疲労が抜けず、逆にパフォーマンスが落ちることがあります。
バランスを見ながら取り入れることが必要です。
継続することが一番のポイントです。
短期間で変化を求めるのではなく、コツコツ続けることで結果につながります。
無理なく続けられるメニューを作ることが重要です。
実体験と失敗談
まだ中学生だった頃は、走り込みを軽視していて取り組む時の意識は低かったと思います。
その結果、試合後半になると明らかに球威が落ち、コントロールも乱れてしまうことが多かったです。
しかし、中学〜高校と学年が上がるにつれて、しっかり走り込みを取り入れるようになってからは、最後まで安定して投げられるようになりました。
実業団に入ってからはただ長距離を走るだけではなく、なるべくダッシュに近いスピードで1時間以上走ったり、タイヤを押してレースをするなど、さらに強度を上げた走り込みを行いました。
ただ一度、走り込みをやりすぎて強い筋肉痛を疲労が抜けず、ストレッチやケアをおこなっているのに逆に調子を崩したこともありました。
そこからは量も大事ですが、バランスを重視して意識するようになりました。
まとめ
ピッチャーにとって走り込みはとても重要なトレーニングです。
ピッチャーに走り込みが必要な理由は
- 球威を上げる
- 集中力の強化
- スタミナをつける
- 下半身の安定
- リズムよく投げる
- 怪我の予防
- 試合でのメンタル安定
ただし、やりすぎには注意が必要です。
自分に合ったメニューで継続していくことが、結果につながります。


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