今回は、筆者が実際にやっていた「緊張をほぐすためのルーティンと考え方」を紹介します。
緊張をほぐすためのルーティン
① 深呼吸でリズムを整える
一番シンプルですが、最も効果を感じた方法です。
ゆっくり息を吸って、長く吐くことを意識するだけで気持ちが落ち着きます。
緊張していると呼吸が浅くなりやすいので、意識的に深呼吸をすることで体の力も抜けやすくなります。サークルに入っている間はどんな状況になっても淡々と投げるしかないのがピッチャーです。
打たれすぎたり、崩されたりしても投げ続けなければいけない状況では、特に深呼吸を入れることで落ち着きを取り戻せますよ。
② 一度周りを見る
緊張している時や打たれてしまっている時はピッチャーは視野が狭くなり、自分のことしか見えなくなります。一人相撲の原因です。
そんな時はグラウンド全体や外野の方を見ることで、気持ちをリセットしていました。野手の守備を信じて、自分から声かけするなどでもいいです。
試合運びが良くない状況では、集中&焦りでピッチングのテンポが速くなりがちですが、周りをみて、アウトカウントとランナーの位置を把握して一呼吸置く、これだけの行動をするだけでも冷静さを取り戻せることが多かったです。
③ ルーティン動作を決める
毎回同じ動作をすることで、安心感が生まれます。ルーティン化することで自分のペースに持っていけますよ。
例えば、ボールを軽く握り直す、マウンドをならす、深呼吸をするなど、どんな小さな動きでも構いません。ルーティーンは習慣化することで身につきますから、普段の練習から取り組んでみてください。
ルーティーンを決めると、ピッチャーだけでなく一緒に練習してきた野手もリズムを取りやすくいいテンポでピッチングに臨むことが出来ますよ!
筆者は投げる前には必ずルーティーンをするようにしていて、それが冷静のスイッチになっていました。
④ 「1球だけ」に集中する
試合中には試合の結果や次の展開を考えすぎると、余計に緊張してしまいます。
大事なのは「今の1球」に集中することです。
1球に集中することで、余計な不安を考えずに済むようになりました。ただ、一球ずつ集中して投げ続けることは、相当の集中力が必要になります、かといってただ放るのも棒球になったり、抜け球になったりするので、気を抜かず体はリラックスで投げることが大事です。
この集中力も普段から練習をして身につけていきましょう。
⑤ 自分に声をかける
「いつも通りでいい」「大丈夫」といった言葉を自分にかけることで、気持ちが安定します。これは自分にかける暗示ですね。
「ここまで練習してきたから大丈夫」、「自信を持てるくらい実力をつけてきた」この言葉は筆者も実際に試合時に使っていました。
実際に声に出すことで、思考が整理されて落ち着く効果もありましたし、自信のあるピッチングも出来ていました。
緊張をほぐすためのルーティーン(実体験と失敗談)
実業団に入ったばかりの頃は、緊張をなくそうとしすぎて逆に意識しすぎてしまい、余計に動きが硬くなっていました。「緊張してはいけない」と思うほど、体に力が入りコントロールも乱れていました。
ですが途中からルーティーンや「いつも通り」と暗示を自分にかけ、逆に「緊張してもいい」と考え方を変えたことで、かなり楽になりました。
緊張は悪いものではなく、集中している証拠でもあります。いい緊張感であれば逆にパフォーマンスを上げることが出来ますし気分が上がっていいプレーができるという人もいます。いかに緊張を味方につけるか、これがとても大事です。
この考え方に変わってからは、多少緊張していても普段通りの投球ができるようになりました。
まとめ
ピッチャーとして緊張を完全になくすことは難しいですが、コントロールすることはできます。
- 深呼吸で落ち着く
- 周りを見て冷静になる
- ルーティンを持つ
- 1球に集中する
- 自分に声をかける
緊張とうまく付き合うことができれば、試合でも自分の力を発揮できるようになります。
ぜひ自分に合った方法を見つけてみてください。


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