芸人が一番SNSに救われてませんでしたっけ?
芸人の口から飛び出した“まさかの高み発言”
発言そのもののインパクトは強烈です。たしかに芸能人は影響力があるし、言葉の重さも違う。
とはいえ、芸人が自らの露出を支えてきたのは、結局のところ一般の“素人”たちの反応と拡散だったはず。
そんな人たちに向かって「やらなくていい」と突き放す姿勢が、多くの人の神経を逆撫でしました。
ネット民「上から目線すぎて草」
批判の声は想像以上に容赦なし。代表的な反応をざっくりまとめると…
- 「たかが芸人が偉そうに言うな」
- 「お前のネタを広めたのも素人のSNSなんだけど?」
- 「見下し芸なの?」
切り抜き動画が飛び交えば文脈は消え、感情だけが踊るのが炎上の鉄板です。
実は「誹謗中傷をやめてほしい」だけだった説
ただし事情を知ると話は少し変わります。
仲間の芸人がSNSアカウントを不正アクセスされ、誹謗中傷の被害に遭っている件への怒りが発言の発端だという背景もあるのです。つまり松尾さんが本当に言いたかったのは「悪意ある中傷を書く人はやめてくれ」ということに近い。
だが切り取りと拡散が速い現代、言い方一つで全てがひっくり返ります。
要は「発信するな」ではなく「人を傷つけるなら発信するな」。
ただ、言葉の選び方が悪かった。
ただ、言葉の選び方が悪かった。
SNSは素人の遊び場? それとも地獄の広場?
SNSがなければ、一般人の声はもっと小さく、芸人のネタがバズる機会も減っていたかもしれません。
逆に、匿名や炎上は誰でも簡単に人を叩ける装置になりうる。つまりSNSは同時に“遊び場”と“地獄”の顔を持つ、両義的な存在なのです。
特に嫌悪感が強かった芸人のSNS炎上ケース
近年、SNSやテレビでの発言で特に批判が強く、嫌悪感を抱かれた芸人たちの事例をまとめました。
芸人/タレント | 年/発生場所 | 内容 | 嫌悪感が強かった理由・反響 |
---|---|---|---|
フワちゃん | 2024年8月、X(旧Twitter) | やす子さんの投稿を引用リポストし、「おまえは偉くないので、死んでくださーい」と暴言。投稿後謝罪、番組休止などの影響あり。 | 直接的すぎる暴言で、弱者に向けた攻撃として嫌悪感が強く、SNSやテレビで批判が続いた。 |
江頭2:50 | 2025年3月、「オールスター感謝祭’25春」 | 女優・永野芽郁さんを追いかけ回すパフォーマンス。視聴者から「怖い」「やりすぎ」と批判。配信版ではカット。 | 自由な芸風を期待されつつも、他人の嫌がることを笑いにする線を越えたため、強い嫌悪感が発生。 |
井上裕介(NON STYLE) | 2023年9〜10月、「行列のできる法律相談所」出演時 | 女優・吉岡里帆さんに背後からハグ、「愛してるよ」と発言。SNSで「セクハラ」との声。 | 本人の意志を無視した接触で不快感が強く、ジェンダー感覚の問題もあり、批判が拡散。 |
SNSに救われた人がSNSを斬る皮肉
今回の流れを一言で言うなら、「芸人が“素人はSNSやるな”と言う→素人がSNSで反撃→さらに拡散」という見事なブーメラン構造。救われた側が刃を向ける、その瞬間の皮肉と言えるでしょう。
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